今日本政府は副業を推進していたり、投資を積極的に推進していたりと資産形成に熱心になっています。
そこで、NISAやイデコは初めてみたものの特に大きく増減がないから面白くないと考えていませんか?
またはいわゆる「億り人」を目指してせっかくならリターンを大きく見込めるものをしたいなとも考えていないでしょうか。
大きく利益を狙った投資ももちろんありますが、そのような投資に対しての意見を教えてくれるのが本書です。
トップ1%の人だけが知っている「仮想通貨の真実」 [ 俣野 成敏 ]
この本を読んで、本格的に仮想通貨に投資していくことをおすすめします。
仮想通貨は投資対象になるのか?
昨今では積み立てでの投資信託の購入額が右肩上がりになるなどして、以前よりも大幅に日本全体での投資への熱が高まっていることは感じられることと思います。
そういった投資で特に最近人気なのが米国株のインデックス投資です。
実績としてはかなりリスクリターンが良く、人気なのもうなずけます。
その投資をしていれば正直万全とすら思えますが、それらに加えて仮想通貨に投資する必要があるのでしょうか。
その悩みに対して本書が一つの回答をしていますのでぜひ一読をおすすめします。
TwitterやYouTubeといったものでは仮想通貨の良さが特にとりざたされている印象がありますが、仮想通貨の投資対象としての魅力を比較的フラットな目線で解説されています。
そして仮想通貨との距離の取り方、向き合い方について解説する内容です。
仮想通貨との大切な付き合い方
仮想通貨との付き合い方として大切になることはなんでしょうか。
それは「積み立てで購入しつつ、短期的な価格は気にしないこと」です。
仮想通貨は投資対象の中では比較的ハイリスクハイリターンな部類になります。
そのために一括で購入すると短期的な価格の変化にも弱くなってしまいますので、長期的な目線での積立購入が仮想通貨投資の王道とも言えます。
また、投資を行う際にはご自身の資産全体のポートフォリオから仮想通貨への投資を行う割合を決めることも必要になります。
本書内で紹介されているようにハイリスク・ミドルリスク・ローリスク商品をそれぞれ1:3:6の割合で投資することは崩さないようにしたいですね。
それに加えて毎月の収入の割合の中から支出を決める必要もあります(私もなかなか実践できていませんが、、、)
これらのルールを守りつつ大きく投資したいという気持ちを抑えて投資していくことが大切と教えてくれています。
つまり仮想通貨だから、投資信託だからと言って方法や購入の割合を大きく変えてしまうことはおすすめしないということですね!
他にも仮想通貨ならではのリスクとしては取引所の破綻のリスクも伴ってきます。
仮想通貨の取引には取引所を通すことがポピュラーなわけですが、その取引所も未成熟なところがあるのでその取引所にもリスクがありますね。
2017年には香港の取引所が日本から撤退したことがあります。
理由としては「日本の仮想通貨の規制」がかかわってくるわけですが、最近ではGMOが日本に上場し使い勝手が変わってしまったことも。
まだまだ世の中に浸透しているわけでもないですし、いろんなリスクにも注意していきたいですね!
仮想通貨と向き合うときに大切になること
今回では「トップ1%の人だけが知っている『仮想通貨の真実』」についてレビューしてみました。
トップ1%の人だけが知っている「仮想通貨の真実」 [ 俣野 成敏 ]
仮想通貨の真実という何か裏側を知れそうなタイトルですが、その実はかなり堅実な投資が推進されている印象を受けました。
特に頭に入れておきたいのが「自分のポートフォリオを意識する」ということです。
大きく儲ける/損する時にはスポット的に資金を投じたくなりますが、そこの気持ちを抑えて仮想通貨のバランスが大きくなりすぎないように気を付けたいですね。
やはり、どのような投資を行うにあたっても積み立てでの購入はメリットが大きいですし、まずは積み立てで購入をしていきましょう。